栽培地の日本海に面した庄内平野は最上川の堆積と北側には鳥海山が位置しブナ林に浄化された豊かな水が供給され、大変肥沃な土地になっています。体積によってできた植壌土と言われる粘土質で水持ちの良い土壌でありお米作りには最適な土壌ですが、さつまいも作りには様々な課題がありました。この庄内平野では良質な砂地で栽培されているさつまいも多く昔から地元では有名ですが、あえて植壌土に栽培しています。水捌けについては適度な水分量にするべく栽培努力を行い、適度な水分量で栽培することで、肥沃な土壌の利点のみを活かしとてもみずみずしく甘く感じられるお芋に育てることができました。 また乾燥すると粘土質の土は乾燥し非常に硬くなり形が悪くなることもあります。また土づくり、植え付け、収穫に砂地よりも大変体力を必要とします。洗浄の際も大変苦労します。そこまでしてまでの特別な味わいがあります。寒暖差の激しく冬季間には十分畑が休まるため深みがあり、上品な甘さに育ちます。北国では冬季間、気温が大変下がるため保存が難しく期間限定の提供となっています。